購入 vs 賃貸

日本でも物件を買うか、賃貸を継続するか悩まれている人はたくさんいる。そんな中いつもテーマにあがるのが、「買うvs賃貸」ではないだろうか。では、英国ではどうかについて検証してみたい。英国国内に家族がいたり、子供を英国の大学に通わせている人たち、ロンドンに在住でマイホーム購入を検討している人など、参考にしていただきたい。

固定資産税なし。

私は英国に住んでいるため、日本の固定資産税というのが、どうしても腑に落ちない。資産を持っている者から奪おうとしているような税金にしか思えない。また、固定資産税は少なからず、日本では購入を考えている人の味方にはならない。そんな固定資産税は英国にはない。



自己使用の物件にはキャピタルゲイン税がかからない。

自分で住む用の物件には、売った際にキャピタルゲインがかからない。ただ、注意しておきたいのは、あくまでもメインの住居として利用するときだけであって、セカンドホームとしては適応されない。

 

新築でも値が下がらない

日本の場合、新築マンションを買えば、買った瞬間中古物件になり、値が下がるという事が一般的である。そのため、特に新築を購入する場合は長期的な覚悟が必要となるだろう。しかし、英国ではそのような事は一切なく、新築で購入しても中古物件と同じように値段があがっていく。よって、竣工前に新築物件をオフプランで買って、一年ぐらい住んで高く売る人も中には入る。このように価格が下がらなく安定している事は長期的なコミットをあまり考えなくてもいい。簡単な話、手放したくなれば、買った時より高く売ればいいだけの話だ。

 

ローンの内訳を理解しよう!!元本返済は貯金だと思え!!

自宅購入の場合、住宅ローンは元本返済型(Repayment Mortgage)となってしまう。毎月のローン返済は、頭金をどのぐらい入れるかによるが、10%程度の頭金の場合は、同じ物件を賃貸する時の家賃より多少毎月の支払が低いだけかと思う。例えば、£500,000の物件の賃貸価格が毎月£1,800だとする。その物件を10%の頭金で購入した場合、Repayment Mortgageで毎月の支払が£1574となる。修繕費用等入れたら、あまり変わらないのではと思うかもしれない。

しかし、ローンの内訳を理解する重要である。毎月の£1574ローン支払いのうち、現在の金利1.6%前後で計算すると、だいたい£600が利息支払い・£974が元本返済にあてられる事になる。これはどういうことがというと、物件の価格が下がらない限り£974物件のエクィテーとなるわけだ。考え方を変えれば、£600は戻ってこないお金で£974は貯金のようなものである。家賃£1800と£600の利息支払いでは、買った方がいい理由は歴然である。




私の自宅の場合:(上記の例に合うように£500,000の物件という前提で数字を調整しています。)

  • 物件価格:£500,000
  • 賃貸想定金額:£1,700
  • LTV: 74%
  • ローン金利:1.15%
  • 毎月のローン支払い:£1,214 (元本返済:£861 利息支払い:£353)

私の家の例をご覧いただければ、購入した方がいいか、賃貸し続けた方がいいかは歴然とわかるかと思う。現在、極めて金利が低い事もあるが、今後利上げされても十分なバッファーはある。ちなみに数年前にフラットを買い替えたが購入価格から20%近く物件価格も上がっている。是非若い人たちには、親にお金を借りてでもProperty Ladderを登りはじめてほしい。

余談になるが、ロンドンに17年いてその大半を不動産関係の仕事をしてきたが、不動産価格をロスで売却したという事は今まで一度も聞いた事がない。ロンドンの不動産投資で損をした事がある人がいたら、是非お話を聞いてみたい。

 

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