SDLT 印紙税ホリデー(コロナ対策減税)と 海外バイヤーに対する追加印紙税

英国政府はコロナによる不動産取引の買い控えを懸念してか、一時的な印紙税の減税措置を7月8日から翌2021年3月末まで実施している。4月より不動産業者は数か月間、物件内覧もNGであった事から経営が難しくなっている会社も多く、それらの業種を助ける意味もあるのではないかと思う。

英国では、物件購入時に不動産取得税として印紙税Stamp Duty Land Tax (SDLT)が課税される。これについては、別ページでも説明をしているので詳細はそちらをみてほしい。(SDLT 印紙税について

今回のSDLTホリデーは、£500,000までのマイホーム購入に関しては、印紙税を免除するという内容です。累進超過課税になりますので、もちろん£500K(Kは千の単位を表します)以上の物件を購入の方も恩恵を受ける事ができます。更には投資家にも同じような恩恵が受けられますが、投資家の場合はもともとある追加一律3%の課税に関しては免除が受けられません。

では具体的にどのぐらいの恩恵を受けられるかについて、検証してみましょう。ここでは、わかりやすいように例として£400Kと£1Mの物件を購入された場合の金額もあげさせていただきます。

SDLTホリデー前

従来のSDLTはマイホーム購入者とそれ以外の購入者にレートが分かれている。マイホーム以外には、セカンドホームや投資物件など、メインの住居として利用されないものも含まれる。マイホーム以外の購入目的は、マイホーム購入者より追加で3%支払ような形がとられており、累進超過方式である。

SDLTホリデー期間の課税額

2021年3月中までに物件を購入された場合は、マイホーム購入の場合は£500K以下は無課税となる。同じマイホーム以外の購入者も同様の部分だけ減税となるが、3%の追加課税は対象とならない。

※購入時は2021年3月までに決済がされた物件が対象なので、売買手続きが遅延してしまった場合で決済が4月にずれ込んでしまうと、減税が適応されないので購入を検討されている方は十分に時間に余裕をもって物件にオファーを入れた方がいい。

2021年4月から海外投資家に対して追加課税 2% !!

これはコロナウィルスが発生する前から既に発表になっていた内容であるが、来年4月から海外投資家の物件購入に対して、追加2%の印紙税がかかります。すでに国内のマイホーム購入以外の目的で購入される人には3%の追加課税がされていますので、合わせると5%の追加課税になります。

コロナ減税の期間が終了するタイミングと入れ替わりでこの新しい税制が導入されるため、特に海外の投資家は年末から3月末までの間に駆け込みで物件購入をするのではないかと言われています。

では、海外投資家は3月末までに購入するとどの程度のセービングができるのか?下記に追加してみました。

£1Mの物件では何と£35,000もセービングができます。(購入代金の3.5%!)

ここのところ不動産マーケットは思ったよりも堅調に推移しているので、購入をお考えの方は、急いだ方がいいかもしれません。この減額で得した分、キッチンやバスルームの改装に費用をあて、バリューアップとかもできますね。

SDLTの計算機↓

https://www.stampdutycalculator.org.uk/

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