不動産会社選び

物件の貸し出しにあたり、まず初めに考えるのは、不動産会社を選ぶ事であろう。本ページでは、どのように選んだらいいのかを考えていきたい。こちらの不動産会社で物件を購入した場合、購入した不動産会社の賃貸部門に頼むのもいいが、特にその賃貸部門に惹かれるところがなければ他も考えた方がいい。


物件を不動産同士共有しないのが一般的。

英国では、大家さんが不動産会社にテナント探しを依頼し、一般的にその不動産会社が専属で物件をマーケットする。よって、日本のように不動産会社間で物件を共有される事は少なく、持っている物件は不動産会社によってまちまちである。同じ物件を複数の不動産会社が持っている場合、それは家主が複数のエージェントに依頼をかけているからである。一般に物件を不動産会社同士でシェアーしない事もないが、力のあるエージェントは基本的にシェアーをしなくてもテナントを探す事ができたり、紹介報酬を会社同士でシェアーしないといけなくなるので、実際にそのようなシステムがあっても使っているエージェントは小さくあまり力がないエージェントに多い。ちなみ、物件は大家さんが依頼したエージェントがメインエージェントとなるが、その下請けでシェアーしたエージェントにはテナントの紹介報酬の3割程度しか、支払われないため別のエージェントの物件を貸し出すのは、やむを得ない場合にそうする事が多い。単純に収益性が非常に悪いためである。このような事からも一般的に大家さんは2-3社に声をかけ、テナントを探してもらう事が多い。

不動産会社はライセンスがいらない

英国では宅建資格のような国が定めている資格はなく、誰でもエージェントを始める事ができる。そのため英国賃貸協会(ARLA)などに加盟している不動産会社を選ぶようにした方がいい。こちらに加盟している不動産会社であれば、少なくとも社員の何割かは協会が指定する宅建のような試験に合格していたり、協会スタンダードのcode of practiceに遵守した経営、定期的なセミナー参加、抜き打ちの監査を受けていたりするので安心だ。ちなみに、担当者の中でもMARLA (Member of ARLA) とメールの署名欄などに記載がある場合は資格試験を受け、不動産会社だけでなく、その担当者も会員である事を示す。

 

日系と英系不動産

ロンドンには日系の不動産会社が大小10社近くある。このような会社を利用すれば、日本語での対応もしてくれるので非常に安心である。日系の不動産会社の場合、一般的に貸し出されるテナントは日系企業の駐在員だ。最近では英系の大手不動産会社でもジャパンデスクを設け、日本人を何人かおいている会社もあるが、まだ、こちらの担当者は同社の物件を日系駐在員に貸す目的の方が強いように見受けられるが、物件を登録してみるのもいいと思う。日系駐在員は、住むところがある程度決まっており、日系不動産会社のオフィスがある地域には強いがそれ以外の地域は取り扱いをしていなかったり、登録しても実際にテナントを付けられない事が多い。その反面、現地のエージェントは多くのネットワークを持っているため、貸出対象が広くなるがどのエリアでも支店を構えているエリアであれば、テナントを紹介してくれる。どこに物件を持っているかにもよるが、可能であれば両方トライしてみるのもいいと思う。

最低2社に依頼するのは一般的

日系・英系を問わず、一般的に2-3社声をかけるのはごく一般的である。英国では前述のとおり、不動産間で積極的に物件を共有しないため、一社にだけ頼ればいいというわけにはいかない。また、2社以上に頼んだ方が競争力といい意味でも緊張感を持って貸し出しに励んでもらえるであろう。ただ、中にはよりすぐりのいい担当者もいるので、そのように本当に信頼できるパートナーのように考えてくれるような担当者を見つけた場合は、その一社に絞ってもいいと思う。しかしながらどんなにいい担当者でも何件もの案件を同時に取り扱っており、貸し出さないといけない物件を山ほど抱えている事は念頭に置いておいた方がいい。

 

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